令和4年12月号
歳を重ねることは可能性がどんどん減ってくること。10代と60代では可能性格差が残酷なほど激しい。最近読んだ本に書いてあった。確かにいくら努力をしても自分はプロ野球選手にも世界的なピアニストにもなることは出来ないのだが。
先日、高校の同級生45人と還暦記念参宮バスツアーに伊勢に出かけた。自分は悠久の営みの中で生かされていること。道中ずっと笑いの絶えない時間を過ごすことが出来たこと。奇跡的に同じ時代に同じ場所で3年間を過ごした素敵な仲間がいること。すべてに心から感謝することができた二日間だった。
今回の旅行では笑う事の大切さを学んだ。話をしているとどうしても「介護」「リタイア」などのネガティブなワードも登場してくる年代になったが、そのすべてを笑いの力がポジティブに変えていく。泊まった旅館の夕ご飯。教員の同級生曰く「修学旅行よりかなり酷いわ」ではあっても、それを誰もが笑いに変える。還暦ってそういう前向きなパワーの事かもしれない。
就活、婚活、新しい趣味に興じる。旅行三昧の日々。みんな次のステップに向けて歩きだしている。可能性格差？？？ いや、僕らの可能性はまだまだ無限大だ。
